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UbuntuシステムでのPowerShellベースの利用を解説

2022-01-04 04:01:28

この記事では、既存のツールと相性が良く、構造化データ(JSON、CSV、XMLなど)、REST API、オブジェクトモデルの取り扱いに最適化されたMicrosoft社のクロスプラットフォーム(Windows、Linux、macOS)の自動化・設定ツール/フレームワークであるPowerShellをUbuntu 16.04 LTSでインストールし、使用する方法について説明します。PowerShellには、コマンドラインシェル、関連するスクリプト言語、およびコマンドレットを扱うためのフレームワークが含まれます。

Ubuntu 16.04 (Xenial Xerus) サーバーに Microsoft PowerShell をインストールする手順を説明します。

Ubuntu 16.04 LTSへのPowerShellのインストール

ステップ1. まず、ターミナルで以下のapt-getコマンドを実行し、すべてのシステムパッケージが最新であることを確認します。

# sudo apt-get update
# sudo apt-get upgrade

ステップ2. Ubuntu 16.04にPowerShellをインストールするには、2つの方法があります。

方法1:Debian パッケージを使用してインストールする

まず、UbuntuのサーバーにDebianのパッケージを以下のサイトでダウンロードします。

# wget https://github.com/PowerShell/PowerShell/releases/download/v6.0.1/powershell_6.0.1-1.ubuntu.16.04_amd64.deb 
# dpkg -i powershell_6.0.1-1.ubuntu.16.04_amd64.deb

以下のコマンドでPowerShellをインストールします。

# apt-get install -f 

方法2:マイクロソフトが提供するリポジトリに基づいてインストールする

PowerShell Microsoft RepositoryをUbuntu公式でインストールします。

# curl https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/16.04/prod.list | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/microsoft.list 

次に、ターミナルで、次のようにします。

# apt-get update 
# apt-get install -y powershell 

インストールが完了したら、プロンプトで以下のコマンド "pwsh"を入力すると、powershellを実行することができます。

# pwsh

この時点で、PowerShellは正常にインストールされています。

PowerShellの紹介

Windows PowerShellは、システム管理者向けに特別に設計されたWindowsのコマンドラインシェルです。Windows PowerShellは、個別にまたは組み合わせて使用できる対話型のプロンプトとスクリプト環境を含んでいます。

Windows PowerShellは、多くのシェル(テキストを受け取って返す)と異なり、dotNET Framework Common Language Runtime(CLR)とdotNET Frameworkの上に生成されており、dotNET Frameworkオブジェクトを受け取って返します。この環境の根本的な変化は、Windowsの管理と構成に、まったく新しいツールと手法をもたらします。

Windows PowerShellでは、シェルに組み込まれたシンプルな単機能コマンドラインツールであるコマンドレット(command-lets")という概念を導入しました。Windows PowerShellには100以上の基本的なコアコマンドレットが含まれており、自分で書いて他のユーザーと共有することができます。Windows PowerShellは、長年の問題を取り除き、新しい機能を追加することによって、コマンドラインとスクリプト環境を改善するように設計されています。

PowerShell v6.0.1での主な変更点は以下のとおりです。

1. 使用するdotNet Core Runtimeとパッケージがバージョン2.0.5にアップグレードされました。

2. いくつかのセキュリティ問題を修正

PowerShellの基本操作。

コンピュータの状態を変更する

コンピュータに関する情報を収集する

互換性エイリアス

カスタムPowerShellショートカットの作成

dotNETおよびCOMオブジェクトの作成(New-Object)

カスタム入力ボックスの作成

グラフィカルな日付ピッカーの作成

WMIオブジェクトの取得(Get WmiObject)

現在地の管理

Process Cmdletを使用してプロセスを管理する

サービスの管理

Windows PowerShellドライバの管理

アイテムの直接操作

マルチセレクトリストボックス

その他便利なスクリプトオブジェクト

ネットワークタスクの実行

Out Cmdletを使用したデータのリダイレクト

パイプラインからオブジェクトを削除する(Whereオブジェクト)

複数のオブジェクトに対してタスクを繰り返す (ForEach object)

リストボックスから項目を選択する

オブジェクト選択ウィジェット(オブジェクト選択)

オブジェクトの並べ替え

formatコマンドで出力ビューを変更する

静的なクラスとメソッドを使用する

オブジェクトの構造を見る(Get Member)

ファイルやフォルダーを操作する

ファイル、フォルダー、レジストリエントリを使用する

オブジェクトの操作

プリンターを使う

レジストリエントリの使用

レジストリエントリを使用する

ソフトウェアのインストールを利用する

以上、UbuntuシステムでのPowerShellの利用をベースにした記事をお伝えしましたが、ご参考になれば幸いです、また、スクリプトホームを応援していただければ幸いです。